05.27.22:00
県総体まであと、、、#14
こんばんは、76期の牛田凜人です。
旭丘高校に入学する三日前の、2021年4月3日。僕のボート人生が始まった日です。
入学前に"試漕会"なるイベントに行く新入生は他に誰もおらず、僕一人に対して75期の先輩6人で乗るという超おもてなしを受けつつローイングという競技に出会いました。
幼稚園頃から中学校までサッカーボールを追いかけ続けてきた僕にとってローイングは新鮮で、流れるように旭丘ボート部に入部しました。
人見知りが強かった僕は、黙々と漕ぐのが好きでただひたすらにローイングを楽しんでいました。
このころの自分にはこの部活を選んでくれてありがとう、とお礼をしたいです。
それから約一年後の県総体。
僕はダブルでインターハイ出場を決め、部は男女総合優勝を成し遂げ、次期部長を任される身となっていました。
愛媛インターハイで先輩方の引退を見届け、76期クォドを組んで全国選抜出場を決め、順位が付くまであと一歩のところまで行きました。
そして明日の県総体。
と行きたいところですが、ここまで来るには色々乗り越えなければいけないものがありました。
二年生は僕にとって激動の一年で、本当に体力を消耗しました。
インターハイの練習と部長として動くことを両立した夏。中部選抜で勝つことを目標としながら先輩のいない大会を迎えた秋。全国選抜に向けた陸トレと自分の身体とみんなの心に悩んだ冬。悔しい負け方をした全国選抜とシートレースで力の出なかった自分に失望しかけた春。自分の競技生活と自分の立場とを両立するのは思ったよりもハードでした。
そんなころもあり、部をうまくまとめられない自分の部長の姿に苦しみました。同期の悩みやもめ事にうまく向き合えたのかとか、後輩の成長を導けているのかとか、たくさん考えました。結局誰にも相談できなくて、考えるのを放棄してしまったこともありました。
部長になっていろいろな苦労をしたと思います。だけど、部長になったことを後悔することはありません。立候補する気があまりなかった僕に「やりたい人がやるんじゃなくて、やるべき人がやるべきだよ」と言ってくれた人は本当に素晴らしいと思います。それで部長に任されてから、みんなのために頑張ろうと必死にやってきました。僕はみんなのボート部生活に貢献できたでしょうか。不甲斐ないこんな僕を支えてくれたのは76期の皆です。みんなが僕にかけてくれた言葉にどれ一つとして嬉しく思わなかったものはありません。一年間、僕に部長を任せてくれてありがとう。二年間、一緒に過ごした日々はどれも楽しいものでした。本当にありがとう。
人生で1度きりの高校生活がこんなにも競技生活に染まるとは思っていませんでした。旭丘ボート部でたくさんの学びがありました。まっすぐ2kmとれる水域、アクセスの良さ、心強い先生やコーチ。支援してくださる漕友会の存在。これほどに恵まれた環境でボートを漕げて幸せです。旭丘ボート部にいるということが誇りです。
そして、僕にとって忘れられないのは75期の先輩方の存在です。大世帯、個性派揃い。そんな先輩達を見て育ちました。先輩達が育ててくれました。特に最後の春の先輩達は本当にかっこよかったです。素敵な思い出をありがとうございました。
また、僕達の新歓でボート部に入ってくれた77期のことも、僕は誇りに思います。平日、朝8:20ギリギリに登校することが多い僕はピロティから階段を上がってくる77期に尊敬の念を感じてばかりでした。成長した背中を見ていて、一緒に戦っていて、なかなか頼もしい後輩ばかりです。後悔しないように、ボート部生活を全力で楽しんんでください。
僕は、明日勝負の時を迎えます。
しかし、今日の予選のタイム差7秒を縮めなければインターハイに行くことはできません。
もう一度、全国の舞台で忘れられないレースがしたいです。
そのために、明日悔いのないレースをしてきます。
そして、みんなと笑顔で明日という一日を終えたいです。
僕は、76期が、ボート部が、本当に大好きです!!
またどこかでお会いしましょう。
ご精読ありがとうございました。
県総体まであと日
旭丘高校に入学する三日前の、2021年4月3日。僕のボート人生が始まった日です。
入学前に"試漕会"なるイベントに行く新入生は他に誰もおらず、僕一人に対して75期の先輩6人で乗るという超おもてなしを受けつつローイングという競技に出会いました。
幼稚園頃から中学校までサッカーボールを追いかけ続けてきた僕にとってローイングは新鮮で、流れるように旭丘ボート部に入部しました。
人見知りが強かった僕は、黙々と漕ぐのが好きでただひたすらにローイングを楽しんでいました。
このころの自分にはこの部活を選んでくれてありがとう、とお礼をしたいです。
それから約一年後の県総体。
僕はダブルでインターハイ出場を決め、部は男女総合優勝を成し遂げ、次期部長を任される身となっていました。
愛媛インターハイで先輩方の引退を見届け、76期クォドを組んで全国選抜出場を決め、順位が付くまであと一歩のところまで行きました。
そして明日の県総体。
と行きたいところですが、ここまで来るには色々乗り越えなければいけないものがありました。
二年生は僕にとって激動の一年で、本当に体力を消耗しました。
インターハイの練習と部長として動くことを両立した夏。中部選抜で勝つことを目標としながら先輩のいない大会を迎えた秋。全国選抜に向けた陸トレと自分の身体とみんなの心に悩んだ冬。悔しい負け方をした全国選抜とシートレースで力の出なかった自分に失望しかけた春。自分の競技生活と自分の立場とを両立するのは思ったよりもハードでした。
そんなころもあり、部をうまくまとめられない自分の部長の姿に苦しみました。同期の悩みやもめ事にうまく向き合えたのかとか、後輩の成長を導けているのかとか、たくさん考えました。結局誰にも相談できなくて、考えるのを放棄してしまったこともありました。
部長になっていろいろな苦労をしたと思います。だけど、部長になったことを後悔することはありません。立候補する気があまりなかった僕に「やりたい人がやるんじゃなくて、やるべき人がやるべきだよ」と言ってくれた人は本当に素晴らしいと思います。それで部長に任されてから、みんなのために頑張ろうと必死にやってきました。僕はみんなのボート部生活に貢献できたでしょうか。不甲斐ないこんな僕を支えてくれたのは76期の皆です。みんなが僕にかけてくれた言葉にどれ一つとして嬉しく思わなかったものはありません。一年間、僕に部長を任せてくれてありがとう。二年間、一緒に過ごした日々はどれも楽しいものでした。本当にありがとう。
人生で1度きりの高校生活がこんなにも競技生活に染まるとは思っていませんでした。旭丘ボート部でたくさんの学びがありました。まっすぐ2kmとれる水域、アクセスの良さ、心強い先生やコーチ。支援してくださる漕友会の存在。これほどに恵まれた環境でボートを漕げて幸せです。旭丘ボート部にいるということが誇りです。
そして、僕にとって忘れられないのは75期の先輩方の存在です。大世帯、個性派揃い。そんな先輩達を見て育ちました。先輩達が育ててくれました。特に最後の春の先輩達は本当にかっこよかったです。素敵な思い出をありがとうございました。
また、僕達の新歓でボート部に入ってくれた77期のことも、僕は誇りに思います。平日、朝8:20ギリギリに登校することが多い僕はピロティから階段を上がってくる77期に尊敬の念を感じてばかりでした。成長した背中を見ていて、一緒に戦っていて、なかなか頼もしい後輩ばかりです。後悔しないように、ボート部生活を全力で楽しんんでください。
僕は、明日勝負の時を迎えます。
しかし、今日の予選のタイム差7秒を縮めなければインターハイに行くことはできません。
もう一度、全国の舞台で忘れられないレースがしたいです。
そのために、明日悔いのないレースをしてきます。
そして、みんなと笑顔で明日という一日を終えたいです。
僕は、76期が、ボート部が、本当に大好きです!!
またどこかでお会いしましょう。
ご精読ありがとうございました。
県総体まであと日
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