03.08.21:00
現役生へのお願い
こんばんは。
毎週土曜日おなじみのコックス貴生です。
少しまずいかなと思って書くのをためらいましたが、
とても大事なことで、皆さんに伝えておきたいので書きます。
長いですがどうか最後まで読んでください。
今日のブログは現役生に向けて書きます。
試漕会で楽しい気分になっているところ申し訳ないですが、
肝に銘じて読んでください。
今日、愛知池での国体選抜合宿で僕の乗っていたクォドが沈しました。
しかし不幸中の幸い、通りがかりの人が気づいてくださり、
クルーの全員がケガも無く助かりました。
原因としてはターンの際、波が立っているにもかかわらず
艇を波に対して平行に置いたままノーワークを始めたことにあります。
全員がエントリーポジションについたのでバランスをとる人がいなくなり、
そのまま波に乗って艇が横転しました。
コックスである自分の波に対する対応の甘さと、
ターンに関しての認識の薄さ、
「クォドは絶対に沈しない」という油断が
このような事故を招いてしまったと考えています。
確かに練習に熱くなってしまうと、
とりわけクルーの人数が多いクォドルプルでは
安全管理にまで頭が回らないことは多いと思います。
ですが、今一度考え直してみてください。
今の旭丘は「沈」という物を軽視しているのではないでしょうか。
ボートは一歩間違えれば命に関わる危険なスポーツだということを
忘れていませんか。
大げさな、と思う人もいるかもしれません。
艇をひっくり返したのは自分なのに、
責任転嫁であると思う人もいるかもしれません。
しかしこれは僕達が今日命をもって体感したことです。
間違っていないと信じています。
どうか乗艇の際に安全確認を怠らないでください。
目の前に待っているであろうリスクを見逃さないでください。
他の人が危険な目に合いそうな時、ひとこと忠告してあげてください。
クォドは漕手とコックスの間の信頼のもとに成り立っています。
しかし、今日で得てきた信頼はリセットされたと考えています。
コックスの仕事に慣れてきた今、安全管理に原点回帰して
ゼロから名誉挽回したいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
また明日からも練習に励みましょう。
貴生
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